見えない「電波のリスク」を見つけ出せ!【日本電気通信システム株式会社】
日本電気通信システム株式会社は超高速、低遅延かつセキュアなネットワークのインフラ構築に貢献し、安心安全なシステムを広く提供しています。
今回はWi-Fiに関する課題とその解決に向けたソリューション「WiSAS」の活用例について紹介いたします。
以下やや表現の解像度は落として記載しておりますが、社内のWi-Fi環境について同様の課題をお持ちの方々のご参考になれば幸いです。
目次
課題① 無線の適正利用を担保したい(某国立研究法人様)
お客様ではシャドーIT対策として認可されたデバイス以外は原則使用禁止がルールでしたが、これが守られていることの確認に課題がありました。多くの方が出入りする環境でしたが、これまで人手による断片的な監視を実施されており、これを改善できるソリューションをお求めでした。
現状のWi-Fiに対するセキュリティレベルを確認するため、WiSAS脆弱性診断サービスにて点検したところ不正な無線アクセスポイント(AP)、デバイスが発見されました。
WiSAS脆弱性診断サービスでは専用のセンサーを設置するだけで、許可されていない端末、不正行為を行っている端末、無線APやMACアドレスの偽装、その他複数の診断項目により対象となるWi-Fiの利用状況を診断します。
こちらのお客様ではWiSAS脆弱性診断結果を踏まえ、WiSAS常時監視サービスを導入されました。これにより不正APやデバイスの常時監視とこれらを発見した際の位置情報を自動的に特定、速やかな対応を実現されています。
事例② 監視作業員の作業量を軽減したい(某クレジットカード会社、大手保険会社)
お客様はクレジットカードデータの安全な取り扱いを目的とされた業界基準であるPCIDSSに準拠されており、これまで3か月に1度、人手によるWi-Fiウォークスルー監視を実施されていました。
Wi-Fi領域の見えない脅威は常に身近に存在するものだけに、3か月に1度=断面的な調査ではセキュリティを担保できないとしてWiSAS常時監視ソリューションを導入。
不正な端末、アクセスポイントAPの24時間自動監視と共に、監視作業員の大幅な業務軽減をも実現できました。
合わせてWiSAS常時監視サービスのWi-Fiデバイス管理機能を活用し、監視エリアに存在する全てのWi-Fiデバイスを分類し、従来の監視手段よりさらにきめ細かいサービスレベルを実現しました。
なおWiSAS常時監視ソリューションでは、監視項目の内容と報告書の自動作成の有無に応じ、3つのサービスメニューをご用意しております。
事例③ 社内LANに不明なWi-Fi APを発見(某製造メーカ)
社内の重要データが漏洩した事件があり、その原因調整を実施していたが漏洩の経路が不明の状態が続きました。
そのような中、情報漏洩の原因調査の一環でWiSAS脆弱性診断サービスを実施。位置情報オプションを活用し確認したところ、内部ネットワークサーバに接続された超小型の無線 デバイスがあることが分かりました。
その後監視カメラの映像から犯人を特定、社内の人間が賄賂をもらい産業スパイ行為を著力していたことが判明しました。
まとめ
- Wi-Fiに対する現状セキュリティリスクの見える化にWiSAS脆弱性診断サービスが活用できる。診断は専用のセンサーを設置し、電源ONするだけで数分後に開始される。
- WiSAS常時監視ソリューションでは、監視項目数や監視内容の異なる3つのメニューやオプション項目が選択ができる。
WiSASの詳細はWeb: https://www.ncos.co.jp/products/ipss/spline/index.html からご確認いただけます。
企業情報
日本電気通信システム株式会社は「テレコム」「セキュリティ」「産業DX」「モビリティ」からなる4つの事業領域で社会への貢献を目指しています。
そのひとつ「セキュリティ」においても、Wi-Fi含め昨今の通信の多様化に対応しながらエンドユーザの課題解決に取り組んで参ります。
社名 | 日本電気通信システム株式会社(ニッポンデンキツウシンシステムカブシキガイシャ) |
設立 | 1980年1月 |
資本金 | 10億円 |
従業員数 | 2,437人(2023年4月現在) |
所在地 | 東京都港区三田1-4-28 (三田国際ビル) |
弊社Webページ | https://www.ncos.co.jp/ |
WiSAS紹介ページ | https://www.ncos.co.jp/products/ipss/spline/index.html |